Cursorの料金体系とは|無料のHobbyと有料プランの違い
Cursorの料金は、毎月定額で払うプランの料金と、プランに含まれる利用枠を超えたときにかかる従量課金の2つで決まります。プランは個人向けのHobby、Pro、Pro+、Ultraと、組織向けのTeams、Enterpriseに分かれ、無料のHobbyから始めて、使う量に合わせて上位のプランに切り替えていく仕組みです。
Cursorの料金ページによると、すべての価格は米ドル建てで、税金は含まれていません(2026年9月時点)。支払いはクレジットカードかデビットカードで、Cursorのサブスクリプションはcursor.comでのみ直接販売されています。再販業者やほかの販売元から買ったアカウントは正規のものではなく、停止される場合があると明記されているため、契約は必ず公式サイトから行います。
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無料のHobbyプランでできること
Hobbyプランはクレジットカードの登録なしで始められ、エージェント、チャット、Tabの補完を、モデルを自動で選ぶAutoで使えます(2026年9月時点)。エージェントへのリクエストには制限があり、その具体的な回数は公式ページに示されていません。
有料プランとの大きな違いは、利用できる量と機能の範囲です。Tabの補完が無制限になる、クラウド上でエージェントを動かすCloud Agentsを使える、MCPやスキル、フックで作業を広げられる、といった機能は有料プランに含まれます。まずHobbyで補完とエージェントを試し、制限に毎日のように届くようになったら有料プランを検討する、という順番で問題ありません。
Cursorの料金プラン比較|個人向けのPro・Pro+・Ultra
個人向けの有料プランは3つで、違いは主にエージェントの利用上限です。使える機能はほぼ共通で、上位のプランほど多くの作業をエージェントに任せられます。
| プラン | 月額(月払い) | 月額(年払い) | エージェントの利用上限 | 公式が想定する使い方 |
|---|---|---|---|---|
| Hobby | 無料 | 無料 | 制限あり | いろいろ試したい人 |
| Pro | 20ドル | 16ドル | Hobbyより拡張 | エージェントを試してみたい人 |
| Pro+ | 60ドル | 48ドル | Proの3倍 | 日々開発する人 |
| Ultra | 200ドル | 160ドル | Proの20倍 | エージェント中心で開発する人 |
(2026年9月時点。税抜き、米ドル建て)
Cursor Proに含まれる機能
Cursor Proの月額は20ドル(2026年9月時点)で、Hobbyの内容に加えて、エージェントの利用上限の拡張、フロンティアモデルへのアクセス、MCP・スキル・フック、Cloud Agents、使った分だけ払うBugbotによるコードレビューが含まれます。モデルと料金のドキュメントによると、有料の個人プランではTabの補完が無制限になり、Cloud Agentsも使えます。
関連記事:Cursorの使い方|インストールから補完・エージェントへの指示まで初心者向けに解説
Pro+とUltraを選ぶ基準
Pro+とUltraは、Proと同じ機能を持ちながら利用上限を広げたプランです。Pro+はProの3倍、UltraはProの20倍のエージェント利用上限があり、Ultraには新機能への優先アクセスも付きます。料金ページのよくある質問では、日常的にエージェントを使う人にはPro+、エージェントを多用するパワーユーザーにはUltraをすすめています。
年払いにすると2割安くなる
年払いを選ぶと、月額に換算した料金はProが16ドル、Pro+が48ドル、Ultraが160ドルになり、月払いより2割安くなります(2026年9月時点)。料金とプランのヘルプによると、月払いから年払いへはダッシュボードからいつでも切り替えられますが、年払いから月払いへは契約期間の途中で切り替えられず、期間の終了時に切り替えを予約する形になります。使い続けるか判断がつくまでは月払いで始め、利用量が安定してから年払いに移ると無駄がありません。
Cursorの利用枠と従量課金の仕組み
有料の個人プランには、モデルの利用枠が2種類含まれています。どちらも毎月の請求サイクルでリセットされ、使い切れなかった分は翌月に持ち越せません。
- Cursorモデルの枠:Grok 4.7などのCursorが提供するモデルとComposer 2.5が対象で、利用枠が大幅に多く含まれる
- その他のモデルの枠:AnthropicのClaude、OpenAIのGPT、GoogleのGeminiなどが対象で、各モデルのAPI料金で枠を消費する
モデルごとにAPIの料金が違うため、どのモデルを選ぶかで枠が減る速さが変わります。モデルを自動で選ぶAutoも、実際に使われたモデルの定価で枠を消費します。
枠を使い切ったあとは、従量課金(オンデマンド利用)を有効にして使い続けるか、上位のプランに切り替えるかを選べます。従量課金のヘルプによると、従量課金の料金は上乗せなしのAPIレートで計算され、サブスクリプションとは別の請求書で後払いになります。個人プランでは従量課金は設定で自分から有効にしない限り使われず、無効のままなら枠を使い切った時点でリクエストが止まります。
AIエージェントを「どう作り、どう育てるか」を、GiftX記事制作エージェントの実物で解説。
使い過ぎを防ぐ支出上限
従量課金を有効にする場合は、支出設定で1回の請求サイクルに払う金額の上限を決めておきます。ただし上限の適用はすぐには反映されないため、一時的に上限を少し超えることがあります。サイクルの途中で上限を引き上げると、それまで猶予されていた超過分も請求の対象になる場合がある点にも注意が必要です。
Cursorのプランの選び方|使い方別の月額の目安
どのプランが合うかは、エージェントをどのくらい使うかで決まります。モデルと料金のドキュメントには、使い方ごとの利用額の目安が示されています。
| 使い方 | 公式が示す利用額の目安 | 候補になるプラン |
|---|---|---|
| 毎日Tabの補完を使う | 通常はプランの枠内 | HobbyまたはPro |
| エージェントをときどき使う | 枠内に収まることが多い | Pro |
| エージェントを毎日使う | 月あたり合計60〜100ドル程度 | Pro+ |
| 複数のエージェントや自動化を使う | 月あたり合計200ドル以上が多い | Ultra |
(2026年9月時点)
Proから始めて利用状況で見直す
迷ったらProから始めるのが無難です。ダッシュボードのBilling & Invoicesでは、プランに含まれる利用分と、枠を超えて請求された従量課金の分を分けて確認できます。1か月使ってみて、枠を使い切る日が早い、従量課金が毎月かさむ、といった状況が見えてから上位のプランを検討すれば、払い過ぎを避けられます。
目安として、ProとPro+の月額の差は40ドルです(2026年9月時点)。Proのうえに毎月それ以上の従量課金を払い続けているなら、上限が3倍になるPro+へ切り替えたほうが、合計の費用を抑えやすくなります。
使うモデルで利用枠の減り方が変わる
同じプランでも、どのモデルを選ぶかで月々の利用額は大きく変わります。モデルと料金のドキュメントによると、100万トークンあたりの料金は、Composer 2.5が入力0.5ドル・出力2.5ドルなのに対し、AnthropicのClaude Opus 5.5は入力4ドル・出力20ドルで、8倍の差があります(2026年9月時点)。
さらにCursorが提供するモデルには専用の枠が多めに用意されているため、定型的な修正やテストの追加はComposerやGrokに任せ、設計の相談のような難しい作業だけ高性能なモデルを選ぶと、同じプランでも枠が長持ちします。
アップグレードとダウングレードのタイミング
アップグレードはすぐに反映され、前のプランで使い残した枠の分がクレジットとして付与されます。付与額は請求期間の残り日数ではなく、使い残した枠の量で決まるため、枠をほとんど使い切ってからアップグレードすると、新しいプランの料金をほぼ全額払うことになります。ダウングレードは請求期間の終了時に切り替わる予約制で、期間中は今のプランをそのまま使えます。
チームで使う場合のCursorの料金|TeamsとEnterprise
組織で使う場合は、ユーザーごとに料金がかかるTeamsか、個別見積もりのEnterpriseを選びます。
| プラン | 1ユーザーあたり月額(月払い) | 同(年払い) | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| Teams Standard | 40ドル | 32ドル | 一括請求と管理、Bugbotによるコードレビュー、利用状況の分析、チーム全体のプライバシーモード、SAML/OIDCのシングルサインオン |
| Teams Premium | 120ドル | 96ドル | Standardの内容に加えて、エージェントの利用上限がStandardの5倍 |
| Enterprise | 個別見積もり | 個別見積もり | 利用枠のプール、請求書払い、SCIMでのシート管理、監査ログ、リポジトリやモデルへのアクセス制御 |
(2026年9月時点。税抜き、米ドル建て)
たとえば5人のチームでTeams Standardを使う場合、月払いなら月額200ドル、年払いなら月額換算160ドル(年額1,920ドル)です(2026年9月時点。税抜き)。個人のProを5人分契約すると月額100ドルで済みますが、請求や設定の管理は一人ひとりに分かれます。
公式のドキュメントでは、自社で運用を完結できる組織にはTeams、優先サポートや利用枠の共有、請求書払い、高度なセキュリティの制御が必要な組織にはEnterpriseをすすめています。
関連記事:Cursor に学習させない設定|プライバシーモードとオプトアウトの範囲
Teamsで追加でかかる料金
TeamsとEnterpriseでは、Claude、GPT、Geminiなどのサードパーティのモデルを使うと、モデルのAPI料金に加えて100万トークンあたり0.25ドルのCursorトークンレートがかかります(2026年9月時点)。これは利用枠の範囲内でも、従量課金でも、自分のAPIキーを使う場合でも同じで、Autoがサードパーティのモデルを選んだときにも適用されます。GrokやComposerなどCursorが提供するモデルは対象外です。
また、個人プランと違い、Teamsでは従量課金が初期状態で有効になっています。予算を超えないようにするには、管理者がダッシュボードで従量課金を無効にするか、支出上限を設定しておきます。
全国8,000人調査で、AIの活用方法によって生産性向上に約3.8倍の差が生まれることが判明。
シートの請求の仕組み
請求と支払いのヘルプによると、Teamsはあらかじめ確保した席数ではなく、有効な有料シートの数に応じて請求されます。サイクルの途中でメンバーを追加すると日割りで請求され、利用枠を使ったメンバーを外しても、そのシートはサイクルの終わりまで使用中として数えられます。
Cursorの支払い方法と解約・返金の手順
個人プランの支払い、解約、返金は、すべてダッシュボードの請求画面から手続きします。
- 支払い方法:主要なクレジットカードとデビットカードに対応し、決済はStripeで行う。請求書払いと銀行振込はEnterpriseのみ
- 解約:Manage SubscriptionからStripeの請求ポータルを開き、Cancel Subscriptionを押す。請求期間の終わりまでは有料の機能を使え、その後は無料のHobbyに戻る
- 返金:Pro、Pro+、Ultraでは、請求から14日以内で、かつその期間にサブスクリプションを使っていない場合に返金の対象になりうる
返金のヘルプによると、返金は土日を除く5〜10日以内に元の支払い方法へ戻されます。すでに使った従量課金の料金は返金の対象外です。解約してもアカウントや手元のプロジェクトのファイルは消えず、あとから再び契約できます。なお、iPhoneのアプリから契約した場合はAppleが請求を管理しているため、解約や返金はAppleの手続きで行います。
AIコーディングエージェントで開発工数を削減した自社事例
GiftXでは、自社サービス「GIFTFUL」のフロントエンドとバックエンドの開発にAIコーディングエージェントを導入しています。コードの生成、リファクタリング、テストの作成をエージェントと分担した結果、機能追加1件あたり平均2日かかっていた作業が平均半日になり、工数は約75%削減されました。
同じ進め方で、次の作業も短縮しています。
- テストの作成:1機能あたり約4時間から約30分
- 要件定義書の下書き:ユーザーの要望からの作成が約2日から約2時間
- 外部APIのクライアントの実装:仕様書からの実装が約3日から約半日
月額の料金だけを見ると上位のプランは高く感じますが、判断の基準になるのは、それで短縮できる作業時間です。任せた作業の所要時間を記録しておくと、プランを上げるかどうかを費用と効果の両面から決められます。
AIエージェント導入で陥りがちな3つの落とし穴
Cursorは料金プランの選択肢が多いため、プラン選びそのものに時間をかけてしまいがちです。費用に見合う効果を出す前に使われなくなるのを避けるには、次の3点に注意が必要です。
落とし穴1|最初から最上位のプランで全部を任せようとする
いきなりUltraを契約して大きな改修を任せると、差分の確認が追いつかず、費用に見合う成果が出たのかも判断できません。まずProで1つの作業を任せ、差分を確認できる量から始めるほうが、どのプランが必要かも見えてきます。
落とし穴2|全社のAI活用方針とプランの比較で手が止まる
全員分のプランや運用ルールを先に固めようとすると、いつまでも試せません。小さく使って費用と効果を確かめるほうが、方針も決めやすくなります。
落とし穴3|チャット型AIの回答を貼り付けるだけで開発の流れに組み込めない
チャットで得たコードを手で貼る使い方では、テストやレビューの工程とつながらず、料金を払っても効果が限られます。エディタの中でエージェントに変更させ、差分とテストを確かめてから取り込む流れにして初めて、費用に見合う効果が出ます。
スモールスタートで1業務をAIエージェントに任せる
まずはProで、テストの追加やドキュメントの更新など結果を確かめやすい1つの業務を選び、差分を確認しながら任せます。所要時間と月々の利用額を記録し、効果が見えてからプランを上げたり、チームに広げたりすると無駄な費用がかかりません。GiftX では、こうしたスモールスタート前提のAIエージェント構築を 1 業務単位から伴走支援しています。詳細は AIエージェント構築支援サービス をご覧ください。
Cursorの料金に関するよくある質問
Cursorは無料で使えますか?
使えます。無料のHobbyプランはクレジットカードの登録なしで始められ、エージェント、チャット、Tabの補完を使えます。エージェントへのリクエストには制限があり、Cloud Agentsなどは有料プラン向けの機能です(2026年9月時点)。
Cursorの料金は日本円で払えますか?
料金は米ドル建てで、税抜きの価格が表示されています。日本で発行されたクレジットカードでも支払えますが、円での請求額はカード会社の換算レートによって変わります。
無料トライアルや学生割引はありますか?
Proの無料トライアルは料金ページに記載がありません。まずはHobbyで試すのが確実です。学生向けの割引は、2026年6月25日に新規の受付を終えています。
利用枠を使い切ったら自動で追加料金がかかりますか?
個人プランでは、従量課金を自分で有効にしない限り追加料金はかかりません。枠を使い切った時点でリクエストが止まり、従量課金を有効にするか、上位のプランに切り替えるかを選べます。Teamsは初期状態で従量課金が有効なので注意が必要です。
まとめ|Cursorの料金はProから始めて利用状況で見直す
Cursorの料金は、月額のプラン料金と、利用枠を超えたときの従量課金で決まります。個人向けのProは月額20ドル、Pro+は60ドル、Ultraは200ドルで、違いは主にエージェントの利用上限です(2026年9月時点)。補完と相談が中心ならHobbyかPro、エージェントを毎日使うならPro+が候補になります。迷ったらProから始め、ダッシュボードで利用状況を確かめてから上位のプランを検討すると、払い過ぎを避けながら自分に合うプランを選べます。
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