Antigravityの料金体系とは|ツールは無料で利用枠はプランで決まる
Antigravity の料金は、ツール自体の代金ではなく、契約している Google AI のプランによって使える量が決まる仕組みです。Antigravity は Google が提供するエージェント型の開発ツール(AI が作業計画から実装・確認までを進める開発環境)で、個人なら月額0円でダウンロードして使い始められます(2026年9月時点、出典: antigravity.google)。
日本で契約できるプランと、Antigravity での利用枠の関係は次のとおりです(2026年9月時点、出典: gemini.google、antigravity.google)。
| プラン | 月額 | 利用枠が回復する単位 | 上限を超えたとき |
|---|---|---|---|
| 無料(個人) | 0円 | 週ごと | 回復を待つ |
| Google AI Plus | 725円 | 週ごと(無料と同じ扱い) | 回復を待つ |
| Google AI Pro | 2,900円 | 5時間ごと(週の上限あり) | 日本では回復を待つ |
| Google AI Ultra | 14,500円/32,000円 | 5時間ごと(最も大きい上限) | 日本では回復を待つ |
| 組織向け | 契約による | 契約による | 管理者の設定による |
Google AI Ultra は2つの金額があり、上の32,000円のプランほど Antigravity の枠が大きく設定されています。また、Google AI Plus は Gemini アプリの上限が増えるプランですが、Antigravity では無料と同じ週単位の枠として扱われます。Antigravity の枠を広げたい場合、候補になるのは Google AI Pro 以上です。
海外の記事ではドル建ての料金が紹介されていますが、日本では Google AI の日本円のプランで契約します。為替で換算した金額とは一致しないため、契約前に日本向けのプランページで金額を確認してください。
関連記事:Antigravityとは?Googleのエージェント型開発ツールの機能・料金・使い方
Antigravityの利用枠の仕組み|週ごとの回復と5時間ごとの回復
Antigravity の利用枠は、どのプランでも無制限ではなく、一定の量を使うと回復するまで待つ仕組みです。違いは、回復の単位と、1回に使える量の大きさにあります。
関連記事:Antigravity Boostとは?使い方・料金と通常実行との使い分け
無料とGoogle AI Plusは週単位で回復する
Google AI Pro と Ultra 以外の利用者には、週ごとに回復する枠と週の上限が割り当てられます(出典: antigravity.google)。週の前半に大きな作業をまとめて任せると、後半に使える量が残らないことがあります。
無料でも Gemini 3.1 Pro や Gemini 3.8 Flash を中心のモデルとして使え、コード補完(入力中の続きを提案する機能)は回数の制限なく使えます。量の制限があるのは、主にエージェントに作業を任せる部分です。
Google AI ProとUltraは5時間ごとに回復する
Google AI Pro では、大きめの枠が5時間ごとに回復し、週の上限に達するまで使い続けられます。Google AI Ultra は、最も大きな枠が5時間ごとに回復し、週の上限も最も高く設定されています。
1日の中で作業を区切れる人なら、5時間ごとの回復によって、止まっても数時間後に再開できます。週単位で回復する無料と比べると、作業が止まる時間の長さが大きく変わります。
消費する量は作業の重さで変わる
利用枠は、依頼の回数ではなく、エージェントがこなした作業の量に応じて減ります(出典: antigravity.google)。短時間で終わる単純な依頼なら多くの回数をこなせ、広い範囲の改修のように手間のかかる依頼では、少ない回数で枠に達します。
そのため、「何回まで依頼できるか」という形では上限を見積もれません。各モデルの使用状況は Antigravity の設定画面で確かめられるので、代表的な作業を1つ任せたあとに残りの量を見て、自分の使い方でどれくらい持つかを把握しましょう。
なお、Google は利用枠を処理能力の状況に応じて変更することがあると案内しています。記事や過去の体験談の数字をそのまま前提にせず、現在の表示を基準にしてください。
AIエージェントを「どう作り、どう育てるか」を、GiftX記事制作エージェントの実物で解説。
Antigravityの上限に達したときの使い方|日本ではAIクレジットで延長できない
上限に達したあとの選択肢は、日本と海外で異なります。海外の料金記事を読んで判断すると外れやすいのが、この部分です。
AIクレジットとは
AI クレジットは、Google AI Pro と Ultra の利用者が、基本の枠を超えた分の利用に充てる仕組みです。Antigravity の設定で「Never(使わずに回復を待つ)」か「Always(枠を使い切ったら自動でクレジットを使う)」を選べます(出典: antigravity.google)。
日本ではAIクレジットを購入できない
Google One ヘルプでは、日本では AI クレジットを購入できないと明記されています。さらに、Antigravity で AI クレジットを使える国と地域からも日本は除かれています(出典: support.google.com)。
つまり日本では、Google AI Pro や Ultra に入っていても、上限を超えた分をクレジットで買い足して作業を続けることはできません。海外の記事にある「上限に達したらクレジットを買えばよい」という説明は、日本の利用者にはそのまま当てはまりません。
上限に達したときの対処
日本で上限に達したときは、次の順に対処します。
- 回復を待つ:Pro と Ultra なら5時間後、無料と Google AI Plus なら週の回復を待つ
- 作業を小さく分ける:広い改修を1つの依頼にまとめず、確認しやすい単位に分けて消費を抑える
- 上位のプランに切り替える:週の途中で止まることが続くなら、Google AI Pro、さらに Ultra を検討する
待つ時間が作業の妨げになっているかどうかが、プランを上げるかどうかの判断材料になります。まずは作業の分け方を見直し、それでも止まる頻度が高い場合にプランの変更を考えると無駄がありません。
プラン別の料金比較|使えるモデルと利用枠
Antigravity で選べる中心のモデルは、個人向けのプランでは共通です。プランで変わるのは、使える量と回復の単位です(2026年9月時点、出典: antigravity.google)。
| モデル | 無料・Google AI Plus | Google AI Pro | Google AI Ultra | 組織向け |
|---|---|---|---|---|
| Gemini 3.8 Flash / 3.7 Flash / 3.6 Flash | 利用できる | 利用できる | 利用できる | 利用できる |
| Gemini 3.1 Pro | 利用できる | 利用できる | 利用できる | 利用できる |
| Claude Sonnet 4.6 / Opus 4.6 | 利用できる | 利用できる | 利用できる | 利用できない |
| GPT-OSS-120b | 利用できる | 利用できる | 利用できる | 利用できない |
無料でも Claude や GPT-OSS を選べるため、「有料にしないと他社のモデルを使えない」わけではありません。有料プランの価値は、使えるモデルの種類よりも、作業が止まりにくくなる点にあります。
全国8,000人調査で、AIの活用方法によって生産性向上に約3.8倍の差が生まれることが判明。
チームで使う場合の料金|Gemini Enterprise経由の組織向けプラン
会社で Antigravity を使う場合は、個人の Google AI プランとは別に、Google Cloud を通じた組織向けの契約が用意されています。組織向けの接続方法は次の2つです(出典: antigravity.google)。
- Google Cloud のプロジェクトと API で接続する:使った分だけ支払う従量課金
- Gemini Enterprise のライセンス(Standard または Plus)で接続する:ライセンスに含まれる枠と、管理された超過利用
組織向けでは、会社の管理者がアクセスの権限や予算の上限を管理でき、利用のたびの記録も Google Cloud のプロジェクトに残ります。一方で、組織向けで使えるのは Antigravity 2.0、CLI、IDE 拡張で、単体の Antigravity IDE は対象外です。また、表のとおり Claude などの他社モデルは組織向けでは選べません。
社員が個人の Google AI プランで業務コードを扱うと、データの扱いや費用の管理が個人任せになります。チームで本格的に使うなら、組織向けの契約で管理の仕組みを先に整えましょう。
関連記事:Antigravity Teamworkとは?仕組み・使い方・向いている課題を解説
Antigravityの導入で陥りがちな3つの落とし穴
料金の仕組みが分かっても、使い方を誤ると上位プランの費用に見合う成果が出ません。Antigravity を開発に取り入れるときにつまずきやすい点を3つ挙げます。
落とし穴1|最上位のプランで全部を任せようとする
いきなり Ultra に入って広い改修を任せると、確認が追いつかず費用だけが先に膨らみます。任せる範囲を決めてから選びます。日本では Ultra でも超過分を買い足せないため、枠の大きさだけで作業量を決めると週の途中で止まります。
落とし穴2|料金の比較で止まってしまう
プランの違いを調べ尽くしても、自分の作業で枠がどれだけ減るかは試さないと分かりません。無料で1つの作業を任せて測ります。消費は作業の重さで変わるため、表の比較だけでは自分に合うプランを決められません。
落とし穴3|チャットで頼むだけで流れに組み込まない
その場で依頼するだけでは、毎回の確認に手間がかかります。依頼の書き方と確認の手順を決め、繰り返せる形にします。同じ書き方で頼めば消費量も読みやすくなり、プランの判断にも使えます。
スモールスタートで1業務をAIエージェントに任せる
たとえば「テストが失敗した箇所の原因調査と修正案づくり」という業務を1つ決め、無料の枠で任せて消費量と確認の手間を測ります。1業務で使い方が固まれば、必要なプランを根拠を持って選べます。
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Antigravityの料金に関するよくある質問
Antigravityは無料で使えますか?
使えます。個人なら月額0円でダウンロードでき、週ごとに回復する利用枠の範囲で、Gemini や Claude などのモデルを使えます(2026年9月時点)。
Google AI Plusに入ると利用枠は増えますか?
Antigravity では増えません。Google AI Plus は無料と同じ週単位の枠として扱われるため、Antigravity の枠を広げたい場合は Google AI Pro 以上を選びます。
上限に達したら追加料金で使い続けられますか?
日本ではできません。上限を超えた分に充てる AI クレジットは日本では購入できず、Antigravity での利用対象からも日本は除かれているため、回復を待つことになります。
自分のAPIキーを使って枠を増やせますか?
できません。公式の説明では、自分の API キーや独自の接続先を使って利用枠を増やす方法には対応していないとされています。
会社で使う場合は個人のプランでよいですか?
データの管理や費用の管理を考えると、Google Cloud を通じた組織向けの契約を検討します。管理者が権限や予算を組織単位で設定できます。
まとめ
Antigravity は無料で使い始められ、使える量は Google AI のプランで決まります。無料と Google AI Plus は週単位、Google AI Pro と Ultra は5時間ごとに利用枠が回復し、Ultra ほど1回に使える量が大きくなります。
日本では AI クレジットを購入できないため、有料プランでも上限に達したら回復を待つことになります。まず無料の枠で1つの作業を任せて消費量を測り、止まる頻度に応じてプランを選びましょう。
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