ChatGPT Images 2.6とは?2.5との違いとGIF作成、API新モデルの選び方

ChatGPT Images 2.6とは?2.5との違いとGIF作成、API新モデルの選び方
目次

ChatGPT Images 2.6は、OpenAIが2026年11月5日に公開した画像生成モデルです。ChatGPTの全プランで画像の生成が速くなり、GIFの作成も順次使えるようになります。編集を重ねても人物の服装や商品の細部が崩れにくくなり、APIには用途の違う2つのモデルが加わっています。

本記事では、Images 2.5から変わった点、ChatGPTでのGIF作成と参照画像の使い方、APIのFlareとSunburstの選び方と料金を、公式情報をもとに整理します。

職種別AI活用事例18選

マーケ・営業から開発・経営・人事経理まで。8職種18業務のAI活用事例を無料公開中!

無料ダウンロード →

ChatGPT Images 2.6とは|Images 2.5から変わった点

新世代で変わる点の図解。画像生成の新世代、生成の速さ、編集の一貫性、GIFの作成、参照画像の保存

ChatGPT Images 2.6は、ChatGPTとCodexの画像生成で使われる最新の画像生成モデルです。

OpenAIの公式発表によると、ChatGPT・Codex・APIを合わせて毎週40億枚の画像が作られています(出典: openai.com)。1日あたりにすると5億枚を超える規模で、今回の更新はこの生成体験を「速く、直しても崩れにくく」する方向でまとめられています。

2026年9月に公開されたImages 2.5との違いを、ChatGPTで使う機能とAPIに分けて整理すると次のとおりです(出典: openai.com)。

項目Images 2.5Images 2.6
生成の速さImages 2.0比で待ち時間を最大50%短縮前世代からさらに50%高速化
編集をまたいだ一貫性指示した箇所だけを編集し、それ以外を維持キャラクター・商品・ブランドの細部を保ちやすくなった(背景を変えても服装が変わりにくい)
GIFの作成非対応ChatGPTでループするGIFを作成できる(順次展開中)
参照画像の再利用使うたびに写真をアップロード写真に名前を付けて保存し、後のチャットで呼び出せる
APIのモデルGPT-Image-2.5 Flare / SunburstGPT-Image-2.6 Flare / Sunburst(マークアップ編集・SVG出力・GIF出力・complexity指定に対応)

表のうち、ChatGPTで画像を作る人に直接関わるのは上の4行です。速さは待ち時間の短縮ですが、一貫性の向上は「何度も直すうちに元の画像から離れていく」現象を減らす変化で、修正回数の多い制作ほど差が出ます。

ChatGPT側の入り口は変わりません。会話の中で画像を頼むか、サイドバーの「Images」から作る点は従来どおりで、Images 2.5で加わったテンプレートやSketch(スマートフォンで描いた下描きから画像を作る機能)も引き続き使えます。裏側のモデルが入れ替わり、そこにGIFと参照画像の保存が加わった形です。

関連記事:ChatGPTとは?できること・新機能・料金プランを解説

ChatGPTで使う新機能|GIF作成と参照画像の保存

ChatGPTで増えた機能は、GIFの作成と参照画像の保存です。どちらも追加の設定は要らず、チャットで頼むだけで使えます。

GIFを作る・直す

GIFを作るには、ループするGIFが欲しいことと、何を動かしたいかを文章で伝えます。OpenAIのヘルプでは「水面に浮かぶ紙の船が揺れる、ループするGIFを作って」という例が示されています。手持ちの静止画をアップロードして「この絵を動かして」と頼む方法もあり、スケッチしたキャラクターに手を振らせるといった使い方ができます。

できあがったGIFを直したいときは、会話の中で変えたい点を伝えます。GIFを開くと再生速度を調整でき、端末への保存や共有もそこから行えます。

一方で、自分でアップロードしたアニメーションGIFをChatGPTに編集させることはできません。既存のGIFを手直ししたい場合は、元になる静止画から作り直す前提で考えます。GIF作成は公開時点で順次展開中のため、まだ表示されないアカウントもあります(出典: openai.com)。

参照画像を保存して@で呼び出す

参照画像の保存は、よく使う写真に名前を付けておき、後のチャットで呼び出せる機能です。写真をアップロードして「参照画像として保存して」と頼み、名前を決めて保存します。写真の内容を説明したときに、ChatGPTのほうから保存を提案することもあります。

使うときは、プロンプトに「@」と保存した名前を入力します。公式の例では、飼い犬の写真をPepperとして保存し「@Pepperの水彩画を描いて」と頼むと、写真を再びアップロードしなくても同じ犬の絵が作られます。業務では、自社商品の写真やキャラクターの設定画を保存しておき、季節ごとの告知画像で同じ被写体を繰り返し使う、といった使い方が考えられます。

使えるプランと環境

ChatGPT Imagesは無料プランを含む全プランで使えます。思考を伴う画像生成(Images with thinking)はPlus・Pro・Businessで提供され、EnterpriseとEduには近日提供予定とされています。利用環境はWeb・iOS・Androidで、Codexでも画像の生成と編集ができます(出典: openai.com)。

なお、テンプレートからの作成はWorkモードではまだ使えません。チームでWorkモードを中心に使っている場合は、テンプレートを使う作業だけ通常のチャットで行うと迷わずに済みます。

関連記事:Codexで画像生成はできる?やり方・必要な準備・他AIとの違いを整理

AI活用実態調査レポート

オフィス系7職種のAI利用者669人の調査では、生産性向上を明確に実感した割合が、チャット中心の利用層14.3%に対しAIエージェント利用層54.3%。約3.8倍の差が見られました。

無料ダウンロード →

Images 2.6で手戻りが減る画像制作の場面

手戻りが減る場面の図解。作り直しを減らす、背景だけ差し替える、同じ被写体の連作、短い動きで見せる

画像生成AIを業務で使う人にとって、悩みは生成の速さより「そのまま使えるかどうか」にあります。GiftXが行ったビジネス職の生成AI活用実態調査では、デザイナー職のAI利用者のうち41%が画像・イラスト生成にAIを使っており(複数回答)、個人の課題では「出力が実務でそのまま使えない」が他の職種より目立って多く挙がりました。

詳細な調査データは「ビジネス職生成AI活用実態調査(2026年版)」にてご覧ください。

Images 2.6の改善は、この「そのまま使えない」の原因になりやすい手戻りに向いています。具体的には次の3つの場面で効いてきます。

背景や構図を変えても人物・商品を保ちたいとき

1枚の画像を、季節の背景や別の利用シーンに置き換えて展開する作業では、背景を変えたつもりが人物の服装や商品のロゴまで変わってしまい、作り直しになることがありました。Images 2.6では、背景を変えても服装などの細部を保ちやすくなったと説明されています。展開パターンの多い制作ほど、確認と修正にかかる時間が減ります。

同じ被写体を何度も使う連作

キャラクターや商品を毎月の告知に繰り返し登場させる場合、これまでは毎回元の写真をアップロードし、特徴を説明し直していました。参照画像を保存しておけば、@で呼び出すだけで同じ被写体を指定できます。指示の書き方が担当者ごとにぶれにくくなる点も、チームで制作するときの利点です。

静止画では伝わりにくい動きを見せたいとき

操作手順の一部や、商品が使われる様子は、静止画を何枚も並べるより短いループで見せたほうが伝わる場合があります。GIFを作れるようになったことで、こうした小さな動きの素材を動画編集ソフトを使わずに用意できます。SNSの投稿やメールの挿絵、社内マニュアルの補足など、軽い動きで足りる場面が主な使いどころです。

APIで使う|GPT-Image-2.6 FlareとSunburstの選び方と料金

開発者向けには、APIにGPT-Image-2.6 FlareとGPT-Image-2.6 Sunburstの2モデルが用意されました。同じImages 2.6世代ですが、得意な作業が異なります。

項目GPT-Image-2.6 FlareGPT-Image-2.6 Sunburst
位置づけ素早く何度も作り直す作業向け細部まで詰める制作向け
速さと品質品質をlowにすると最短6秒程度で生成品質をmedium・highにしたとき、より高品質な画像を生成
得意なことポスターや商品画像などのレイアウトの品質が向上編集を重ねても画像の一貫性を保ちやすい
共通の機能complexity指定・マークアップ編集・SVG出力・GIF出力同左

選び方の軸は「案を数多く出すか、選んだ1枚を仕上げるか」です。方向性を探る段階はFlare、出稿する画像を詰める段階はSunburst、という分担にすると両方の強みを使えます。ChatGPTで使えていた画像マークアップ(直したい場所を画像上で指して伝える編集方法)もAPIで使えるようになり、修正箇所を指定した編集を自社のツールに組み込めます。

complexityで計画の量を調整する

complexityは、描き始める前にモデルがどれだけ構図を練るかを指定する項目で、low・medium・highの3段階です。指定しない場合はhighになります。

OpenAIは多くの編集作業でlowを推奨しており、背景や看板の差し替えのような部分的な修正はlowで速く、要素や条件の多い画面はmediumやhighで試すよう案内しています。highは時間がかかり、意図しない変更が入ることもあるため、作業ごとに比べて決めます。complexityの指定そのものに追加料金はかかりません。

SVG出力とGIF出力の条件

SVG出力は、パスや色を後から編集できるアイコンやイラスト向けの機能です。画像の新規生成でだけ使え、1回のリクエストで作れるのは1点です。既存画像の編集では使えず、出力されるSVGはスクリプトや埋め込み画像を含まない静的なベクターデータになります。

GIF出力も新規生成専用で、コマ数は2〜64(既定は9)、1コマの表示時間は20〜2,000ミリ秒(既定は200ミリ秒)の範囲で指定します。動きとループの仕方はプロンプトで伝えます(出典: openai.com)。

API料金

料金は100万トークンあたりの単価で示されており、FlareとSunburstは同額で、Images 2.5のモデルとも同じ単価です(2026年11月時点、出典: openai.com)。

モデル画像入力画像キャッシュ入力画像出力テキスト入力テキストキャッシュ入力
GPT-Image-2.6 Flare$8.00$2.00$30.00$5.00$1.25
GPT-Image-2.6 Sunburst$8.00$2.00$30.00$5.00$1.25

単価が同じでも、1枚あたりの費用は使うトークン数で変わるため、モデルと品質の組み合わせで差が出ます。見積もりはOpenAIの画像生成ガイドにある計算ツールで、サイズと品質を指定して確かめます。また、2026年11月時点の料金表ではバッチ処理の割引単価に2.6のモデルが載っていない点も確認しておきます。

職種別AI活用事例18選

マーケ・営業から開発・経営・人事経理まで。8職種18業務のAI活用事例を無料公開中!

無料ダウンロード →

画像制作をAIに任せた自社事例

GiftXでは、画像生成AIを制作フローに組み込んでいます。Images 2.6で改善した参照画像の扱いや編集の一貫性が効いてくる領域の事例を2つ紹介します。

商品写真しかない状態から利用シーンの画像を作る

シーン画像の制作の図解。Before、After、工数 約95%削減

商品の単体写真しかない状態で、誕生日や出産祝いといった利用シーンの画像を画像生成AIで作っています。従来は1シーンにつき撮影のディレクションと実施で約2日、費用も約5万円かかっていました。現在はシーンの要件を入力して複数パターンを生成し、ベスト案を採る形に変え、1シーンあたり約10分・数百円で済んでいます。工数で約95%の削減です。品質を左右するのは商品の見え方がどこまで保たれるかで、参照画像の保存と一貫性の向上はこの部分に効きます。

広告バナーのパターン数を増やす

広告バナーは、訴求軸をAIと整理したうえで画像生成AIでパターンを量産しています。1キャンペーンあたり約3日で10パターンだった制作が、約4時間で50パターンを用意できる体制になり、制作工数は約85%減りました。パターンを増やすほど、商品やロゴの細部が案ごとにずれないことが仕上げの手間を左右します。

関連記事:AIで広告クリエイティブを量産する5つの設計|失敗パターンと著作権リスクを整理

ChatGPT Images 2.6を使う前の注意点

機能そのものとは別に、使い始める前に確認しておきたい点があります。

  • 順次展開:GIF作成は公開時点で順次展開中のため、同じチームでも使える時期がずれることがある
  • アップロードしたGIF:自分でアップロードしたアニメーションGIFはChatGPTで編集できない
  • 出力の変化:裏側のモデルが変わったため、これまで安定していたプロンプトでも結果が変わる可能性がある
  • APIの制約:SVG出力とGIF出力は新規生成専用で、既存画像の編集には使えない

とくに3つ目は、チームで同じプロンプトを共有している場合に影響します。よく使う指示がこれまでどおり通るかを一度試し、生成物を比べるときは2.5で作ったものと2.6で作ったものを分けて見るようにします。APIでは、複雑なプロンプトだと生成に最大2分ほどかかることがあり、モデルを使う前に組織の本人確認(Organization Verification)が求められる場合もあります。安全性の評価や対策の考え方は、OpenAIが公開しているシステムカードで確認できます。

ChatGPT Images 2.6のよくある質問

ChatGPT Images 2.6は無料プランでも使えますか

使えます。ChatGPT Imagesは無料プランを含む全プランで提供されています。思考を伴う画像生成はPlus・Pro・Businessが対象で、GIF作成は順次展開中のため、使えるようになる時期はアカウントによって異なります。

Images 2.5との一番大きな違いは何ですか

生成が速くなったことと、編集を重ねても細部を保ちやすくなったことです。そのうえでChatGPTではGIFの作成と参照画像の保存が、APIではSVG出力・GIF出力・complexity指定が加わりました。

ChatGPTでGIFを作るにはどうすればよいですか

「ループするGIFを作って」と頼み、何をどう動かしたいかを書きます。静止画をアップロードして動かすよう頼むこともでき、完成したGIFは開いて再生速度を調整できます。

APIのFlareとSunburstはどちらを選べばよいですか

案を数多く素早く出すならFlare、出稿する画像を細部まで仕上げるならSunburstが向いています。単価は同じなので、速さと仕上がりのどちらを優先するかで選びます。

GPT-Image-2.6のAPI料金はいくらですか

FlareとSunburstとも100万トークンあたり画像入力8ドル、画像出力30ドルです(2026年11月時点、出典: openai.com)。1枚あたりの費用はサイズと品質で変わるため、公式の計算ツールで見積もります。

まとめ|ChatGPT Images 2.6をどう使い始めるか

ChatGPT Images 2.6は、生成の速さと編集をまたいだ一貫性を高めた画像生成モデルで、ChatGPTの全プランで使えます。ChatGPTではGIFの作成と参照画像の保存が加わり、同じ被写体を繰り返し使う制作や、短い動きで伝えたい素材づくりが楽になります。APIでは、素早い試作はFlare、仕上げはSunburstと使い分け、complexityやSVG・GIF出力の条件を確かめてから組み込むのが安全です。まずは普段使っているプロンプトが2.6でもこれまでどおり通るかを試し、そのうえでGIFや参照画像を1つの制作物で使ってみるところから始めると、変化を確かめやすくなります。

画像を含むコンテンツの制作体制まで整えたい場合は、GiftXが検証工程を含めたコンテンツ制作を1コンテンツ単位から支援しています。詳細は GiftXのAI活用コンテンツ制作支援 をご覧ください。

コンテンツ制作のリソース・品質にお困りの方へ

本記事で紹介したような画像生成AIを、自社のコンテンツ制作にも取り入れたい・相談したいとお考えの方は、ぜひGiftXのAI活用コンテンツ制作支援までお問い合わせください。

GiftXのAI活用コンテンツ制作支援では、貴社の事業・商品・制作基準を学習した専用AIエージェントを構築し、企画・制作から専門チームによる最終レビューまで一貫して行います。制作でつくった専用AIエージェントと制作フローを貴社へ移管し、社内で継続的に運用できる体制づくりまで支援します。

画像を含むコンテンツ制作にお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

▶ GiftXのAI活用コンテンツ制作支援の詳細・お問い合わせはこちら

関連記事

石塚 悠悟
AIエキスパート

GiftX共同代表。デロイト トーマツ/PwCでのコンサルティングを経て、ホットリンク執行役員として事業領域全体(デジタルマーケティング支援事業・SaaSプロダクト事業)・バックオフィス領域を統括。AI活用・業務自動化・エージェント構築の実務に注力。

SHARE
職種別AI活用事例18選

マーケ・営業から開発・経営・人事経理まで。8職種18業務のAI活用事例を無料公開中!

無料ダウンロード →