Manusとは?できること・使い方・料金とChatGPTとの違いを整理

Manusとは?できること・使い方・料金とChatGPTとの違いを整理
目次

指示を出すと、調べる・作る・公開するまでを一人でやり切るAIエージェントとして、Manus(マナス)は2025年から注目を集めてきました。運営元の Butterfly Effect Pte. Ltd. はシンガポールに本社を置き、2025年12月には Meta による約20億ドルでの買収が発表され、2026年4月には中国当局がその買収を差し止めています。

本記事では、Manusが実際に何を自動でやるのか、無料プランでどこまで試せるのか、有料プランはいくらか、そして社内の資料を入力したときにデータがどう扱われるのかを、公式サイトとヘルプセンターの記載をもとに整理します。GensparkやClaude Codeとの違い、使い始めの手順まで一通り押さえられる構成にしています。

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Manusとは?完全自律型AIエージェントの基本

Manusとは?完全自律型AIエージェントの基本の図解

Manusとは、指示文を渡すと計画立案から実行、成果物の作成までを自律的に進めるAIエージェントです。

チャット型のAIは質問に答えるところで止まりますが、Manusは仮想マシン上でファイルを作り、ブラウザを操作し、コードを実行して、スライドやウェブサイトといった成果物そのものを返します。エージェント(agent、自ら判断して行動するAIプログラム)という言葉が指す動きを、非エンジニアがブラウザから使える形にまとめたサービスだと考えると分かりやすくなります。

対話型AIとの違いは「答え」を返すか「成果物」を返すか

違いは、返ってくるものの形にあらわれます。対話型AIに「競合3社を調べて」と頼むと、文章で要約が返ってきます。Manusに同じ指示を出すと、検索して、結果を整理して、比較表を含むレポートやスライドのファイルを置いていきます。手を動かす工程が人からAIに移るぶん、指示の粒度と確認の仕方が変わります。

観点対話型AI(ChatGPT など)Manus
返ってくるもの回答・文章ファイル・サイト・スライドなどの成果物
実行環境チャット画面のみ隔離された仮想マシン(サンドボックス)
外部操作限定的ブラウザ操作・外部サービス連携を含む
人の役割対話しながら自分で組み立てる指示と、出てきた成果物の検証
向く作業相談・下書き・壁打ち複数工程をまたぐ調査・制作

この違いは、AIの使い方の段階が一段上がることを意味します。GiftXが2026年6月に実施した調査(n=669)では、AIの使い方が「都度チャットで質問する」「都度チャットで成果物を作らせる」にとどまる回答が70.3%を占め、複数工程の業務を半自動で進めるエージェント活用まで到達しているのは10.5%でした。Manusは、この1割の側に非エンジニアが入るための入口にあたります。

詳細な調査データは「ビジネス職生成AI活用実態調査(2026年版)」にてご覧ください。

関連記事:AIエージェントとは?生成AI・チャットボットとの違いと自社業務での始め方

提供元とサービスの立ち位置

Manusを提供しているのは Butterfly Effect Pte. Ltd. です。プライバシーポリシーには「弊社は、シンガポールに本社を置いており」と明記されており、拠点はシンガポールにあります(2026年7月時点、出典: manus.im)。2025年半ばに北京からシンガポールへ本社を移した経緯があり、その後の資本関係の変化については後半の運営体制の項で扱います。

サービス自体はブラウザから使えるSaaSとして提供され、デスクトップアプリやモバイルアプリ、ブラウザ拡張機能も用意されています。特定の開発環境を用意する必要がないため、エンジニア以外でも触りやすい構成になっています。

Manusでできること

Manusでできることの図解

Manusができることは、成果物の種類で捉えると把握しやすくなります。公式ドキュメントでは、スライド、ウェブサイト、デザイン、ゲーム、画像生成、音楽生成、ブラウザ操作、リサーチ、メール連携、Slack連携といった機能が並んでいます(2026年7月時点、出典: manus.im)。

資料とウェブ制作を成果物ごと作る

最も分かりやすい使い道が、資料とウェブ制作です。テーマと素材を渡すと、構成を組み立てたうえでスライドを生成し、そのままファイルとして受け取れます。ウェブサイトについては、Agentモードで生成したものをデプロイまで進められる仕組みが用意されており、公式ヘルプでは「Professional Website Deployment」として上位プランの機能に位置づけられています。

2026年に入ってからは、Agentモードでモバイルアプリの開発にも対応したと公式ヘルプに記載されています。試作品を短時間で形にして、社内で見せながら要件を固める使い方が取りやすくなっています。

関連記事:スライド作成AIおすすめ10選を比較|料金・機能・日本語対応を一覧で整理

調査を並列で走らせる Wide Research

調査系で特徴的なのが Wide Research です。公式ヘルプでは、複数のサブエージェントを同時に配置して大規模なタスクを処理する機能として説明されており、プライバシーポリシーでも「複数の並列エージェント(Wide Research)を配置し、すべてのエージェントが同じデータ保護管理のもとで動作して、複雑で大規模なタスクを処理する」と記載されています。

1件ずつ調べていた作業を並列に置き換えられるため、候補が数十件あるような比較調査で差が出ます。ただし後述するように、この種の重い処理はクレジットを多く消費します。

ブラウザ操作と外部サービス連携

Manusはブラウザを操作できます。ブラウザ拡張機能と「マイブラウザ」コネクターを有効にすると、ログイン済みのページも含めて読み取り、クリックやフォーム入力といった操作を代行します。加えて、Slack、HubSpot、Shopify、Similarwebなどの外部サービスと接続するコネクターが用意されています。

  • サンドボックス実行:隔離された仮想マシン内でファイル作成やコマンド実行を行う
  • スケジュールタスク:決まった時間に定期実行させる(プランごとに本数の上限あり)
  • My Computer:手元のパソコンの計算資源をタスクに使わせるデスクトップ版の機能
  • コネクター連携:利用者が承認した範囲のデータだけを外部サービスから取得する

これらは便利さと引き換えに、アクセス権限を渡す行為でもあります。どこまで許可するかは、後半のデータの扱いの項をあわせて確認してください。

Manusの始め方と使い方

Manusの始め方と使い方の図解

使い始めの手順は複雑ではありません。アカウントを作り、やってほしいことを日本語で書いて送るだけで、最初のタスクが動きます。

3ステップで最初のタスクを動かす

  1. 公式サイトからメールアドレスまたはGoogle・Appleアカウントで登録する
  2. 入力欄にやってほしいことを文章で書いて送信する
  3. 実行の様子を画面で確認し、出てきた成果物をダウンロードまたは共有する

実行中は、Manusが何を考えてどのファイルを触ったかが画面に表示されます。途中で意図と違う方向に進んでいたら、追加の指示を送って軌道修正できます。放置して結果だけ受け取るより、最初の数分だけ様子を見て方向を直したほうが、やり直しの回数は減ります。

ChatモードとAgentモードを使い分ける

Manusには2つのモードがあります。公式ヘルプによると、Chatモードは即答向けの軽量モードで、画像・PDF・テキストファイルの読み取りとオンライン検索に対応し、このモードでの会話はクレジットを消費しません。Agentモードは、ウェブサイトやスライドや動画の作成といった複雑なタスクを自律的に計画・実行するモードで、こちらはクレジットを消費します。

観点ChatモードAgentモード
用途質問・相談・壁打ち複数工程をまたぐ制作・調査
クレジット消費しない消費する
対応ファイル画像・PDF・テキストの読み取り生成物の作成・出力まで
無料プランの範囲利用できるManus 1.6 Lite のみ

費用を抑えるうえでは、この線引きが効きます。方針を決めるまでの相談はChatモードで済ませ、固まってからAgentモードに渡すと、無駄な実行を減らせます。

指示文は「成果物の形」まで書く

指示の書き方で結果は大きく変わります。避けたいのは「競合を調べて」のような、成果物の形が決まっていない依頼です。何を、どの範囲で、どの形式で出すのかまで書くと、途中の作り直しが減ります。

  • 対象を絞る:「国内のSaaS 3社」のように件数と範囲を指定する
  • 出力形式を指定する:スライド10枚、比較表つきのレポート、といった形で書く
  • 判断軸を渡す:価格・機能・導入企業規模など、比較の観点を先に決める
  • 禁止事項を書く:推測で埋めない、出典URLを併記する、といった制約を添える

実行後の検証も人の仕事として残ります。数値や固有名詞は、出典として示されたページを開いて確認してから使う運用にしておくと安全です。

うまく動かないときに見る3か所

思ったとおりに動かないときは、原因が3か所のどれかに寄ります。順に見ていくと切り分けが早くなります。

  • 指示の粒度:成果物の形式と件数が書かれているか。曖昧な依頼ほど途中で方向がぶれる
  • 参照先の到達性:ログインが必要なページや、ファイル形式が読めない資料を渡していないか
  • クレジットとモード:Agentモードで実行しているか、途中で残高が尽きていないか

途中で止まった場合でも、同じスレッドに追加の指示を送れば続きから進められます。最初から作り直すより、どこで止まったかを伝えて再開させるほうが消費を抑えられます。

日本語で使えるか

日本語で利用できます。公式サイトは日本語表示に対応しており、料金ページやプライバシーポリシーの日本語版も用意されています。指示文も日本語で問題なく通ります。一方で、生成される資料の文面には英語圏の言い回しが混ざることがあるため、外部に出す資料は人の手で整える前提で使うほうが無難です。

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Manusの料金プランとクレジットの仕組み

Manusの料金は、プランごとの月額とクレジット消費量の組み合わせで決まります。以下は公式の料金ページとヘルプセンターの記載を整理したものです(2026年7月時点、出典: manus.im)。年払いにすると17%割引になります。

プラン月額月間クレジット同時タスク押さえておく違い
Free0ドル付与なし(毎日300クレジット)1Agentモードは Manus 1.6 Lite のみ、スケジュールタスクは2本
Pro20ドルから4,00020上位モデルと Wide Research が使える、スケジュールタスク20本
Pro40ドルから8,000207日間の無料トライアルあり
Pro200ドル40,00020クラウドコンピュータが無料で付く
Team1席あたり20ドルからProに準じる20SSO、データ学習のオプトアウト、利用分析、権限管理

表のとおり、価格差は主にクレジットの量と、使えるモデル・同時実行数の違いです。無料プランでも毎日300クレジットが補充されるため、軽い調査や短い資料作成であれば費用をかけずに感触をつかめます。

クレジットは「重い処理ほど減る」

クレジットは、タスクの重さに応じて消費されます。Chatモードでの会話は消費対象外で、Agentモードでの実行が対象です。長時間の調査、動画生成、Wide Researchのような並列処理は消費が大きくなります。

最初は無料プランで数本のタスクを回し、どの作業でどれくらい減るのかを把握してから有料プランを検討する順序が無理なく進みます。いきなり上位プランに上げても、使う業務が決まっていなければクレジットは余ります。

プランの選び方

選ぶ基準は、実行頻度と関わる人数です。個人で週に数回使うなら20ドルのプランで足ります。制作や調査を日常的に回すなら40ドル、常時複数のタスクを走らせるなら200ドルのプランが対象になります。

チームで使う場合は Team プランが選択肢になります。1席あたり20ドルからで、Proの機能に加えてSSO(Single Sign-On、社内の認証基盤でログインする仕組み)、権限管理、利用状況の分析が付きます。加えて、次章で扱うデータ学習のオプトアウトも Team プランの機能として案内されています。この点は、社内利用を前提にするなら価格差以上に判断を左右します。

なお料金体系は2026年前半に改定されており、旧 Basic・Plus プランはいずれも Pro に名称が変わりました。既存の契約者は従来の価格のまま自動更新される、と公式ヘルプに記載されています。

ManusとGenspark・Claude Codeの違いと使い分け

Manusと比較されやすいのが Genspark と Claude Code です。3つとも「AIが自分で作業を進める」点は同じですが、想定している使い手と作業場所が違います。

観点ManusGensparkClaude Code
位置づけ汎用の自律型AIエージェント複数AIを束ねるAIワークスペースコードベースを扱う開発向けエージェント
主な出力スライド・サイト・アプリ・調査結果スライド・表計算・調査・各種生成物コード・ファイル操作・自動化
使う場所ブラウザ(デスクトップ・モバイルあり)ブラウザターミナル・IDE・デスクトップ
想定する使い手非エンジニア中心非エンジニア中心エンジニア中心
提供元Butterfly EffectMainFuncAnthropic

使い分けの軸は2つあります。1つ目は、成果物がコードかどうかです。既存のソースコードを読んで直す、リポジトリを横断して仕様変更を入れる、といった作業であれば Claude Code が向きます。ターミナルやIDEから使う前提のため、開発環境を持っていない人には最初のハードルが高い一方、コードに触れる作業では精度と再現性で優位に立ちます。

2つ目は、調査から資料化までを一本で通したいかどうかです。ここは Manus と Genspark が重なる領域で、どちらもブラウザだけで完結し、スライドや調査結果をそのまま受け取れます。分かれ目になるのは、生成された資料の型が自社の見せ方に合うか、そして従量課金の減り方が自分の使用頻度に合うかという2点です。どちらもクレジット制を採っているため、同じ作業を1本ずつ流して消費量を比べると判断しやすくなります。

片方に寄せる必要はありません。調査と資料化は Manus、社内システムに触る自動化は Claude Code、というように、業務ごとに担当を分ける使い方が落としどころになります。3つとも無料またはトライアルで試せるため、想定業務を1つ決めて同じ指示文を通し、成果物と所要時間を並べて比べるのが最短です。

関連記事:Gensparkとは?できること・使い方・料金をやさしく整理

Manusを業務で使う前に確認したいデータの扱いと運営体制の動向

Manusを社内の作業に使うなら、入力したデータがどう扱われるかを先に確認しておく必要があります。ここは検索でも関心が高く、そして誤解されやすい部分です。

入力したデータはどこまで取得されるか

プライバシーポリシーには、取得対象として入力・プロンプト・アップロードしたファイルに加えて、サンドボックス環境のデータが挙げられています。具体的には「利用者がアップロードするかManusがタスクの実行中に作成するファイル」「実行されたシェルコマンドとその出力」「タスク実行ログ」が対象です(2026年7月時点、出典: manus.im)。

ブラウザ操作を有効にした場合は、承認したページの内容がManusのサーバーに送信されます。ログイン認証情報そのものは保存しないと明記されており、コネクターを無効にするか拡張機能を削除すればアクセスは取り消せます。サンドボックスのデータは、無料プランで最長7日、有料プランで最長14日保持されたのち自動削除される、とされています。

学習に使わせない設定は Team プランの機能

「学習させない設定はあるのか」という点については、公式ヘルプの記載が明確です。データ学習のオプトアウト(Data Training Opt-Out)は、Team プランの機能として SSO や権限管理と並んで案内されています。裏を返すと、無料プランや個人向けの Pro プランでは、この設定は案内されていません。

  • Free / Pro:学習利用を止める設定は公式に案内されていない
  • Team:データ学習のオプトアウトが機能として提供される(1席あたり20ドルから、2席以上)
  • 共通の対策:機密情報は入力しない、コネクターの接続範囲を最小限にする

社外に出せない情報を扱う予定があるなら、個人プランで始めて後から移行するより、最初から Team プランを前提に検討したほうが手戻りが起きません。ここは料金の比較だけでは見えない差になります。

関連記事:Codexに学習させない設定とは?情報漏洩を防ぐデータ管理の手順を解説

Meta による買収とその後の動向

運営体制についても押さえておく価値があります。資本関係はこの1年で二度動いており、時系列で見ると現在地がつかめます。

  • 2025年12月:Meta が Manus の買収を発表(報じられた金額は約20億ドル)
  • 2026年4月27日:中国の国家発展改革委員会(NDRC)が買収を差し止め、両社に取引の解消を命令
  • 2026年6月13日:Meta が Manus を社内システムから切り離し、運用面の分離を進めていると報道

この経緯は米メディアの techcrunch.com が報じています(出典: techcrunch.com)。国内では買収の是非が直接議論される場面は少ないものの、利用中のサービスの運営主体が変わりうるという意味では無関係ではありません。

分離の動きと並行して Manus 側は Similarweb や Shopify との連携など機能追加を続けており、サービス提供が止まっている状況ではありません。ただし2026年7月25日時点でも公式サイトには「Manus は現在 Meta の一部となり、AIを世界中のビジネスに提供します。」という表示が残っており、外形的な整理は途中段階にあります。業務の基幹に据えるより、代替が効く範囲から使い始めるのが妥当な進め方です。

Manusのような自律型エージェントに任せると業務はどう変わるか

自律型エージェントの効き方は、工程をまたぐ作業ほど大きくなります。同じ作業でも、単発で終わるものと、調べる・整理する・書くが連なるものとでは、任せたときの差が変わります。

関連記事:AIエージェント活用事例10選|業務別・業界別に見る導入成果と進め方

調査からレポート化までを通しで任せる

AI Growth Lab を運営するGiftXでも、調査から出典付きレポートの生成までをエージェントに任せる運用を実践しており、調べる・整理する・書くの3工程を通しで任せた結果、レポート1本あたりの工数を9割以上削減しています。

同じ構図は、Manusを使う場合にも当てはまります。例えば、毎週の競合動向のまとめに3時間かけているようなケースでは、対象URLと観点を固定した指示文を用意しておけば、実行と確認だけで済むようになります。人が残す工程は、指示の設計と、出てきた数値・固有名詞の裏取りです。

向く業務と向かない業務

もう1つ効きやすいのが、社外向け資料の初稿づくりです。例えば、提案資料の構成と本文を毎回ゼロから組んでいるようなケースでは、過去資料の構成を渡したうえでテーマだけ差し替える指示にすると、初稿までの時間が半日から1時間程度まで縮みます。仕上げのデザイン調整は人が担当し、素材集めと構成づくりだけを任せる分担が現実的です。

逆に、単発の短い作業では差が出にくくなります。1回の指示で終わる文章の下書きは、対話型AIのほうが速く安く済みます。繰り返し発生していて、かつ工程が3つ以上ある業務を最初の対象に選ぶと、投資に対する見返りが見えやすくなります。

AIエージェント導入で陥りがちな3つの落とし穴

Manusのようなツールを触り始めた組織が、同じところでつまずく光景をよく見かけます。代表的なものが次の3つです。

落とし穴1 いきなり全てをやろうとする

最初から複数部門の業務をまとめて自動化しようとすると、要件が発散して検証が終わりません。対象が広いほど、失敗したときにどこが原因か切り分けられなくなります。

落とし穴2 壮大なAI戦略から考えて手が止まる

全社方針や中期計画から入ると、議論だけで数か月が過ぎます。ツールの性能は半年で変わるため、決め切る前に前提が古くなります。

落とし穴3 既製のチャット型AIでは業務フローに組み込めない

チャット画面で完結する使い方は、成果物を作るところまでしか届きません。既存の業務フローに組み込むには、入力元と出力先をつなぐ設計が必要になります。

スモールスタートで1業務をAIエージェントに任せる

現実的な進め方は、繰り返し発生している1業務を選び、そこだけをエージェントに任せることです。週次のレポート作成、定型の調査、社内問い合わせの一次回答など、手順が決まっていて成果物の形が明確な業務が向いています。1業務で運用が回れば、判断基準も社内のノウハウも残り、2つ目以降の展開が速くなります。

GiftXでは、こうしたスモールスタート前提のAIエージェント構築を1業務単位から伴走支援しています。詳細は AIエージェント構築支援サービス をご覧ください。

Manusに関するよくある質問

Manusは無料で使えますか

使えます。無料プランは月額0ドルで、毎日300クレジットが補充されます。ただしAgentモードで使えるのは Manus 1.6 Lite のみで、同時に実行できるタスクは1本、スケジュールタスクは2本までです(2026年7月時点、出典: manus.im)。

Manusは日本語に対応していますか

対応しています。画面表示、指示文、生成される文章のいずれも日本語で扱えます。ただし外部に出す資料は、表現を人の手で整えてから使うことをおすすめします。

入力した情報が学習に使われるのを止められますか

データ学習のオプトアウトは、公式ヘルプ上 Team プランの機能として案内されています。無料プランや個人向けの Pro プランでは案内がないため、機密性の高い情報は入力しない運用が前提になります。

ChatGPTとの違いは何ですか

返ってくるものが違います。ChatGPTは回答や文章を返しますが、Manusはブラウザ操作やファイル作成を伴ってスライドやサイトなどの成果物を返します。相談相手として使うか、作業そのものを任せるかの違いだと捉えると選びやすくなります。

クレジットはどのくらいで無くなりますか

タスクの重さによって変わります。長時間の調査、動画生成、複数エージェントを並列で走らせる Wide Research は消費が大きくなります。Chatモードでの会話は消費対象外のため、方針を固めるまではChatモードを使うと節約できます。

まとめ

Manusは、指示から成果物の作成までを一人でやり切る自律型AIエージェントです。無料プランで毎日300クレジットが補充されるため試しやすく、本格的に使うなら月20ドルから(2026年7月時点、出典: manus.im)のProプラン、社内で共有するならデータ学習のオプトアウトが付く Team プランが対象になります。運営体制については、Meta による買収が中国当局に差し止められて解消手続きが進んでおり、外形的な整理は途中段階にあります。

最初の一歩としては、繰り返し発生していて工程が3つ以上ある業務を1つだけ選び、そこをエージェントに任せてみるのが確実です。1業務で運用が回れば、次に広げる判断も社内の合意も取りやすくなります。

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朝山 高至
AIエキスパート

GiftXにてマーケティング・PdM・AI推進を担当。自社事業GIFTFULにて、AIエージェントを活用したマーケティング・営業業務の自動化を主導。

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