Gemini研修おすすめ比較|Googleの無料教材と研修会社の料金・選び方

Gemini研修おすすめ比較|Googleの無料教材と研修会社の料金・選び方
目次

Gemini研修は、Googleの無料教材で足りる部分と、外部の研修会社に任せる部分を分けて選ぶと失敗しにくくなります。研修会社の公開講座は1名あたり約4万〜9万円が目安で、演習に使うGoogle Workspaceのプランによって扱える機能も変わります。

本記事では、Gemini研修で学ぶ内容、Googleの無料教材と研修会社の違い、比べるときの確認点と助成金の要件、研修後に使われ続ける進め方を整理します。

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Gemini研修とは|Google WorkspaceのGeminiを業務で使えるようにする社内教育

Gemini研修の範囲の図解。業務で使える状態、アプリでの使い方、指示の書き方、入力してよい情報、出力の確かめ方

Gemini研修とは、Googleの生成AI「Gemini」を社員が日々の業務で使えるようにするための社内教育です。チャットで質問するだけでなく、Gmail・ドキュメント・スプレッドシート・スライドの中でGeminiを呼び出す方法、指示(プロンプト)の書き方、入力してよい情報の範囲、出力の確かめ方までを扱います。

関連記事:生成AI研修とは?種類・内容・費用相場と導入から定着までの進め方

研修で扱うGeminiの範囲

法人の研修で対象になるGeminiは、大きく2つに分かれます。1つはブラウザやスマートフォンで使うGeminiアプリで、もう1つはGmailやドキュメントの画面右上から呼び出すGoogle Workspace内のGeminiです。Googleのラーニング センターでは、アプリごとに次のような使い方が案内されています。

アプリGeminiでできること(ラーニング センターの案内)研修での演習例
Gmail長いスレッドの要約、下書きの作成、校正、返信の候補社外向けメールの下書きと推敲
ドキュメント下書き、推敲、要約、画像の生成、既存ドキュメントの形式に合わせた作成社内報告書のひな形からの作成
スプレッドシート表や数式の作成、データの分析、AI関数での分類・要約アンケート回答の分類と集計
スライド画像の生成、スライドの作成、文章の推敲報告資料の構成づくり
ドライブ複数のファイルの要約、PDFの分析会議メモをまとめた要点の作成

同じページには「Geminiのすべての機能は英語で提供」され、一部の機能が他の言語でも使えると書かれています。日本語の環境で使える機能は順に増えているため、研修の教材が受講者の画面と合っているかは、受講前に確かめておく点です。

研修を用意しないと使われにくい理由

Geminiを使える環境を配っても、使い方が個人に任されたままでは、一部の社員の利用にとどまりがちです。GiftXがビジネス職を対象に行った調査では、AI活用の課題として次の項目が挙がりました(複数回答)。

課題の区分回答の内容回答率
個人の課題毎回の指示・調整に手間がかかる(プロンプトが難しい)26.5%
個人の課題進化が速くキャッチアップできない25.7%
組織の課題学ぶ機会・研修制度がない20.6%

Geminiは機能の追加が早く、半年前の操作説明がそのまま使えないこともあります。指示の書き方と最新機能の追いかけ方を会社として用意することが、研修の役割です。詳細な調査データは「ビジネス職生成AI活用実態調査(2026年版)」にてご覧ください。

Gemini研修で学ぶ内容の分類|利用者・推進担当・管理者で分ける

Gemini研修の内容は、受講者がGeminiを使う人なのか、部門に広げる人なのか、環境を管理する人なのかで分かれます。全員に同じ研修を受けさせると、利用者には難しく、管理者には物足りない内容になりやすくなります。

受講者の役割主に学ぶことGoogleの無料教材の例
利用者(全社員)各アプリでの使い方、指示の書き方、出力の確認、入力してよい情報ラーニング センター、Google Skillsの学習パス
推進担当(業務改善の担当)部門の業務への当てはめ、よく使う指示の共有、研修後の相談対応Google AI Essentials
管理者(情報システムの担当)管理コンソールでの機能の有効化、プランとライセンス、データの扱いGoogle Workspace 管理者ヘルプ
開発者Google AI StudioやGemini APIを使った業務アプリの作成Google AI Studioのドキュメント

最初に受けるべきなのは利用者向けの内容で、推進担当と管理者は人数を絞って別の回を設けると進めやすくなります。開発者向けの内容は、社内でアプリを作る予定がある場合だけ加えれば足ります。

関連記事:AIリテラシー研修で教える内容|基礎・リスク・実践の3層と受けっぱなしを防ぐ設計

Gemini研修の種類を比較|Googleの無料教材・eラーニング・公開講座・伴走型

Gemini研修は、Googleが公開している教材と、研修会社が提供する有料の研修に分かれ、有料の研修はさらにeラーニング、公開講座・講師派遣、伴走型の3つに分かれます。下表は、費用、自社業務との結びつき、向いている場面の3つの観点で4種類を整理したものです。1つに絞るより、全社共通の基礎を無料教材でそろえ、自社業務への当てはめを有料の研修で補う組み合わせのほうが選びやすくなります。

研修の種類費用の考え方自社業務との結びつき向いている場面
Googleの無料教材無料(一部の講座は受講料あり)汎用の業務シーンが中心全社員の基礎をそろえる
eラーニング1IDあたりの定額が多い汎用の内容が中心多人数に同じ知識を配る
公開講座・講師派遣1名あたり、または1回あたり演習の題材しだい操作と指示の書き方を手を動かして覚える
伴走型月額や期間契約自社の資料と業務が題材研修後の業務利用まで進める

たとえば、全社員にはラーニング センターとeラーニングで基本を配り、各部門の代表者だけが伴走型で自部門の業務を1つ形にする、という分け方ができます。

Googleの無料教材|ラーニング センター・Google Skills・Google AI Essentials

Googleが公開している教材のうち、研修で使いやすいのは次の3つです。ラーニング センターは、アプリごとの使い方と指示の例を無料で読めるヘルプです。Google Cloudが管理するGoogle Skillsには「Google Workspace with Gemini」という学習パスがあり、11のアクティビティで構成され、入門のコースは1本30分ほどです。

Google AI Essentialsは、10時間以内で終えられる自分のペースで学ぶオンライン講座で、AI入門、指示の書き方、責任あるAIの使い方など5つの単元を扱います。受講はCourseraで行い、Googleが主幹事を務める日本リスキリングコンソーシアムでは受講料が無料になるアカウントを先着順・数量限定で配っています。なお、検索で見かける「Geminiアカデミー」は教育者向けの講座で、企業の社員研修とは対象が異なります。

eラーニング|多人数に同じ水準の知識を配る

eラーニングは、動画を各自の都合で見られるため、全社員に同じ水準の基礎知識を短期間で配るのに向いています。1IDあたりの定額で多くの講座が見放題になる形が多く、受講者が増えるほど1人あたりの費用は下がります。一方で、題材は汎用の業務シーンが中心で、自社の資料や業務に当てはめる作業は受講者に任されます。視聴の記録だけでなく、受講後に何の業務で使ったかを確かめる仕組みを組み合わせると効果が見えやすくなります。

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AIエージェントを「どう作り、どう育てるか」を、GiftX記事制作エージェントの実物で解説。

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公開講座・講師派遣|操作と指示の書き方を手を動かして覚える

公開講座は、研修会社が日程を決めて開く講座に、他社の受講者と一緒に参加する形です。1名から申し込め、講師に質問しながら実際の画面で手を動かせます。講師派遣(一社向けの研修)は、自社の社員だけで受けられるため、題材を自社の業務に寄せてもらえるかを相談できます。どちらも、演習の題材が汎用のままか、自社の資料に差し替えられるかで、研修後の使われ方が変わります。

伴走型|自社業務を題材に持ち帰る1業務まで決める

伴走型は、数か月にわたり研修とチャットでの相談を組み合わせ、自社の業務を題材に使い方を決めていく形です。費用は月額や期間契約になることが多く、上の3つより高くなります。その代わり、研修の中で自分の業務を1つ選んでGeminiに任せる手順まで作り、研修後のつまずきにも答えてもらえます。全社員ではなく、各部門で広げ役になる社員に絞って受けると費用を抑えられます。

Gemini研修を提供する主な研修会社を比較|料金・形式・対象者

法人向けにGemini研修を提供している主な研修会社を、研修名、形式と時間、料金の3つの観点で並べました。料金と日程は2026年10月時点の各社の公式ページの掲載内容で、変わることがあるため申し込み前に確かめてください。受講者の人数と、研修後にどこまで進めたいかで比べると選びやすくなります。

研修会社研修名形式と時間料金(2026年10月時点)
インソース業務効率化のためのGemini研修公開講座(オンライン・会場・録画配信)、1日1名 39,600円(税込、会員は36,600円)
トレノケートGoogle Workspace with Gemini公開講座(オンラインLive)、1日88,000円(税込)
キカガクGemini実践研修オンライン中心、パッケージは12〜28時間パッケージは1名 110,000〜300,000円(税別)
SchooGemini研修パッケージ動画(eラーニング)、3時間1IDあたり1,650円(最少20IDから)
GETT ProskillGeminiセミナー講座会場・ライブ配信・eラーニング、2日間38,500円(税込、eラーニングは29,700円)
GiftX実践型AI研修オンライン・対面、1回2時間からスポット研修は1回100,000円〜、伴走研修は月額200,000円〜

1社だけで決めるより、全社員向けの基礎と、推進担当向けの深い内容を別の会社で組み合わせる選び方もあります。

インソース|Googleアプリとの連携を1日で学ぶ公開講座

インソースの「業務効率化のためのGemini研修」は、Gmail、カレンダー、ドキュメントとGeminiを組み合わせる使い方を、講義とワークで1日かけて学ぶ公開講座です。オンライン、東京・新宿の会場、録画配信の3つの形式から選べます。半日で基本を学ぶ「Geminiのはじめ方研修」も別にあります。公式ページでは、11月17日以降の回は組織用のGoogleアカウントで受講するよう案内されています。

トレノケート|Google Cloud認定のWorkspace向けコース

トレノケートの「Google Workspace with Gemini」は、2026年10月に提供を始めたGoogle Cloudの認定コースです。1日で、Geminiアプリ、Gmail、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、Meet、ドライブなどの使い方を講義、デモ、ハンズオンで学びます。受講者は、Geminiを使えるGoogle Workspaceの環境を自分で用意する必要があります。Googleの教材に沿って一通り押さえたい推進担当に向いています。

キカガク|Google Workspace認定パートナーのオンライン研修

キカガクの「Gemini実践研修」は、Gmail、ドキュメント、スライド、スプレッドシート、Meetなどでの使い方から、Google AI Studioでの業務アプリの作成まで、段階ごとのコースを組み合わせて受けるオンライン中心の研修です。ハンズオンで、メールの下書きや議事録づくりを手伝う仕組みを作る演習があります。公式ページでは、人材開発支援助成金を使う場合の試算例と、合計10時間以上が必要であることが案内されています。

Schoo|全社員向けの動画パッケージ

Schooの「Gemini研修パッケージ」は、全社員を対象にした3時間(60分×3コマ)の動画の組み合わせです。Geminiの基礎、Gemini・NotebookLMを使った情報整理と資料作成、Geminiでのアプリづくりの実演で構成されています。ほかの動画も見放題になる定額のサービスです。演習の時間は設けられていないため、手を動かす機会は社内で別に用意すると定着しやすくなります。

GETT Proskill|2日間で画像生成やアプリ作成まで学ぶハンズオン

GETT Proskillの「Geminiセミナー講座」は、2日間のハンズオン研修です。1日目に指示の書き方や帳票の作成、2日目に画像・動画の生成、Gems、Deep Research、Google AI Studioでのアプリ作成まで扱い、範囲が広いのが特徴です。東京・名古屋・大阪の会場、ライブ配信、eラーニングから選べ、ライブ配信とeラーニングでは法人向けの有償のGeminiのライセンスが必要とされています。

GiftX|自社業務を題材にした実践型AI研修

GiftXの実践型AI研修は、受講企業の実際の業務を題材にして、AIの使い方から業務フローへの組み込みまでを個別に設計する研修です。1回2時間のスポット研修から、月1〜2回の研修と専用チャットでの相談、個別レビューを組み合わせた伴走型まで選べます。Geminiの操作を一通り覚えたあと、自部門の業務にどう当てはめるかで手が止まっている企業に向いています。

Gemini研修の選び方|研修会社を比べるときの確認点

研修会社を比べるときは、料金と時間だけでなく、自社の環境で演習できるか、研修後に使われる内容になっているかを確かめます。

演習に使うプランで機能がそろっているか

Google Workspaceのプランによって、使えるGeminiの機能は異なります。

Googleの料金ページによると、2026年10月時点でBusiness Starterで使えるのはGmailとVidsのGeminiと基本的なGeminiアプリで、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、ドライブ、Meet、ChatのGeminiはBusiness Standard以上のプランが対象です。研修の演習がドキュメントやスプレッドシートを前提にしている場合、受講者のプランで同じ操作ができるかを先に確認します。

教材が今の画面と機能に合っているか

Geminiは機能の追加と名称の変更が多く、数か月前の教材では画面が合わないことがあります。Googleの料金ページでも、2026年10月時点でスキルによるカスタマイズやGemini Notebookといった機能が並んでいます。カリキュラムの更新日と、最近追加された機能を扱っているかを研修会社に確かめておくと、受講後の混乱を防げます。

受講者の役割ごとに内容を分けられるか

全社員向けと推進担当向けで内容を分けられるかも確認点です。公開講座は内容が固定されていることが多いため、役割ごとに別の講座を選ぶか、講師派遣で内容を調整してもらいます。管理者向けには、管理コンソールでの機能の有効化やデータの扱いを扱えるかを聞いておきます。

AI活用実態調査レポート

オフィス系7職種のAI利用者669人の調査では、生産性向上を明確に実感した割合が、チャット中心の利用層14.3%に対しAIエージェント利用層54.3%。約3.8倍の差が見られました。

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助成金の要件に合うか

研修費用に人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)を使う場合は、内容が要件に合うかを先に確認します。厚生労働省の2026年8月3日からの変更点では、生成AIを使うために汎用的なプロンプトの作り方を学ぶ訓練は対象外とされ、商品提案書の構成案作成や文章生成を学ぶように具体的な業務に直結する訓練は対象とされています。また、eラーニングによる訓練は、同じ労働者について1年度に1回までになりました。

関連記事:人材開発支援助成金でAI研修|3コースの選び方と研修時間の設計

研修後に相談できる場があるか

研修の直後は使えても、自分の業務で試すと、指示の出し方や出力の精度でつまずきます。研修後にチャットや個別の相談で質問できるか、社内で相談を受ける担当を決める手伝いまでしてもらえるかを確かめます。相談の場がない研修は、受講した翌月に利用が落ちやすくなります。

Gemini研修を社内で進める導入ステップ

導入の5ステップの図解。環境の確認、決まりの文書化、基礎をそろえる、1業務を題材に、利用の確認

Gemini研修は、研修そのものより前後の準備で効果が変わります。社内で進めるときは、次の順で決めていくと、研修後の利用までつなげやすくなります。

  1. 受講者のGoogle Workspaceのプランと、管理コンソールで有効になっているGeminiの機能を確認する
  2. 入力してよい情報と、使ってよい業務の範囲を社内の決まりとして文書にする
  3. 全社員はラーニング センターやeラーニングで基礎をそろえる
  4. 各部門の推進担当が、自部門の業務を1つ選んで研修の題材にする
  5. 研修後1か月の利用状況を確認し、うまくいった指示を社内で共有する

特に2の決まりが無いまま研修を始めると、受講者が「この資料を入れてよいのか」で迷い、手が止まります。研修の初回で決まりを説明しておくと、受講後の質問も減ります。5の確認では、利用した人数だけでなく、どの業務で使ったかまで聞いておくと、次に研修で扱う業務を選ぶ材料になります。

AI研修を業務に定着させた自社事例|部門別の題材と指示の共有

GiftXが支援・実践したAI研修と定着の取り組みのうち、Gemini研修にもそのまま当てはまる2つの事例を紹介します。

部門ごとに題材を変え、研修後の業務利用率が約3.5倍になった事例

題材を変えた効果の図解。全社共通の操作研修、部門の実業務が題材、約3.5倍

GiftXが支援した企業では、全社共通の操作研修を行っていた時期、研修後に業務でAIを使っている人は約2割でした。部門ごとに実際の業務から題材を選び、研修の中で自分の業務を1つ自動化して持ち帰る形に変えたところ、研修後に業務で使っている人は約7割まで増え、倍率にすると約3.5倍になりました。Geminiの研修でも、演習の題材を部門の実際の資料に差し替えることが分かれ目になります。

指示を個人のメモからチームの共有に移した事例

GiftXの社内では、業務で使う指示が各自のメモに散らばり、人によって出力の品質が違う状態でした。定型の業務を誰でも同じ手順で進められる形にまとめて共有し、直すたびに書き戻す運用に変えたところ、品質の個人差がなくなり、新しく加わったメンバーが使いこなすまでの期間も約半分になりました。Geminiでも、研修で効果が出た指示を共有しておくと、受講していない社員にも使い方が広がります。

研修後の業務インパクト|週次の報告資料づくりをGeminiに任せたBefore/After

研修で扱う業務を1つに絞ると、受講後の変化が数字で見えやすくなります。たとえば、週1回の部内の報告資料づくりを研修の題材にしたケースでは、次のような変化が考えられます。

項目研修前研修後
作業の進め方各担当のドキュメントを開いて読み、要点を手作業でまとめるドライブのGeminiで複数のファイルを要約させ、下書きを確認・修正する
1回あたりの時間約90分約30分
1か月(4回)の時間約360分約120分

1か月で約240分、割合にして約67%の削減です。効果を測れる業務を1つ持ち帰ると、次に広げる業務も決めやすくなります。

Gemini研修が実務に定着しないときに陥りがちな3つの落とし穴

Gemini研修は、受講直後の満足度が高くても、1か月後に使われていないことがあります。よくある原因は次の3つです。

落とし穴1|汎用の教材で終わり、自社の資料への当てはめが受講者任せになる

教材の例が汎用のメールや議事録のままだと、受講者は自分の資料にどう使うかを一人で考えることになります。多くの人はそこで手が止まり、研修前の作業の進め方に戻ります。

落とし穴2|研修の演習と受講者の画面で使える機能が食い違う

研修ではドキュメントやスプレッドシートのGeminiを使ったのに、自社のプランではその機能が使えない、という食い違いが起きます。演習を自社の環境で行わないと、研修で覚えた操作がそのまま使えません。

落とし穴3|一部の社員の個人利用にとどまり、チームの進め方にならない

得意な社員だけが使い続け、指示や手順が個人の中に閉じたままになると、部門の作業の進め方は変わりません。研修で作った指示を共有する場所と担当を決めておく必要があります。

自社業務を教材にして、持ち帰る1業務を決めきる

3つの落とし穴を避けるには、研修の中で受講者ごとに自社の業務を1つ選び、自社の環境でGeminiに任せる手順まで作って持ち帰ることがポイントです。まず1つの業務で効果を確かめてから、次の業務に広げると、研修が実際の作業の進め方の変化につながります。GiftXでは、自社業務を教材にした研修の設計から、持ち帰った1業務が定着するまでを伴走支援しています。詳細は実践型AI研修をご覧ください。

Gemini研修に関するよくある質問

Gemini研修は無料で受けられますか

Googleのラーニング センターは無料で読め、Google AI Essentialsも日本リスキリングコンソーシアムの無料アカウント(先着順・数量限定)で受講できる場合があります。研修会社の講座は有料で、公開講座は1名あたり約4万〜9万円が目安です。

Business Starterでも研修の演習はできますか

GmailのGeminiと基本的なGeminiアプリは使えますが、ドキュメント、スプレッドシート、スライドなどのGeminiはBusiness Standard以上が対象です。研修の演習で使うアプリを、申し込み前に研修会社に確かめてください。

Gemini研修に助成金は使えますか

人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)を使える場合があります。2026年8月3日以降、汎用的なプロンプトの作り方を学ぶ訓練は対象外とされたため、具体的な業務に当てはめる内容にしておく必要があります。

Geminiアカデミーは企業の研修に使えますか

GeminiアカデミーはGoogleが提供する教育者向けの講座で、学校の教員などを対象にしています。企業の社員研修には、ラーニング センターやGoogle Skills、研修会社の講座を使うのが一般的です。

まとめ|Gemini研修は無料教材と研修会社を役割で使い分ける

Gemini研修は、全社員の基礎をGoogleの無料教材やeラーニングでそろえ、自社業務への当てはめを研修会社の講座や伴走型で補う組み合わせが選びやすくなります。研修会社を比べるときは、料金に加えて、自社のプランで演習できるか、教材が今の機能に合っているか、助成金の要件と研修後の相談先を確かめます。そのうえで、研修の中で受講者ごとに持ち帰る1業務を決めきると、受講後も業務で使われ続ける研修になります。

Gemini研修を自社業務で設計したい方へ

本記事で紹介したGemini研修を、自社の業務に合わせて設計・定着させたいとお考えの方は、ぜひGiftXの実践型AI研修までお問い合わせください。

GiftXの実践型AI研修では、貴社の実務を題材にした研修設計から、受講後の定着支援までを伴走します。自社業務でのユースケース選定、研修の中での実装、実務で試しての改善、チームへの横展開まで一貫して支援します。

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石塚 悠悟
AIエキスパート

GiftX共同代表。デロイト トーマツ/PwCでのコンサルティングを経て、ホットリンク執行役員として事業領域全体(デジタルマーケティング支援事業・SaaSプロダクト事業)・バックオフィス領域を統括。AI活用・業務自動化・エージェント構築の実務に注力。

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