ChatGPTのIntelligent UIとは?図や計算ツールで答える新機能の使い方

ChatGPTのIntelligent UIとは?図や計算ツールで答える新機能の使い方
目次

ChatGPTのIntelligent UIは、質問に応じて図や表、計算ツールを組み合わせた画面で答える新機能です。2026年10月8日にGPT-6とあわせて発表され、有料プランから順に、無料版とGoにも広がります。

本記事では、Intelligent UIでできることと使い方、使えるプランと提供時期、業務で使うときに確かめたい点を整理します。

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ChatGPTのIntelligent UIとは|回答を操作できる画面で返す新機能

答え方の変化の図解。Before:文字の回答、After:操作できる画面、形は自動で選ぶ

Intelligent UIは、ChatGPTの回答を文章だけでなく、図、グラフ、ボタン、入力フォーム、その場で動かせるツールまで組み合わせて組み立てる機能です。どの形で答えるかはChatGPTが質問の内容から選び、文章だけの答えが向いている質問には従来どおり文章で返します。

OpenAIは、毎週12億人以上が使うChatGPTの答え方を大きく変える機能と位置づけています。ソフトウェアの決まった画面に人が合わせるのではなく、やりたいことに合わせて画面のほうが変わる、という方向性を示しています。

関連記事:ChatGPTとは?できること・新機能・料金プランを解説

GPT-6とセットで導入された

Intelligent UIは、ChatGPTの通常のChatに搭載されたGPT-6の機能として導入されました。有料プランではGPT-6 Sol、無料版とGoではGPT-6 Lunaが使われ、どちらも日常の会話向けに調整されています。

関連記事:GPT-6 Sol・Lunaとは?GPT-5.6から半額になった料金とAstraとの違い

文字だけの回答との違い

従来のChatGPTは、表や箇条書きを使っても基本は文字の回答でした。Intelligent UIでは、比較は左右に並べた画面で、仕組みの説明は動かせる図で、計算は数字を入れ替えられるツールで返すといった使い分けを、ChatGPTが自分で判断します。

読む側は、長い文章を読み込まなくても全体像をつかみやすくなります。条件を変えたときの結果も、もう一度質問し直さずに画面上で確かめられます。

画面を組み立てる仕組み

OpenAIは、回答に使う部品をまとめたライブラリと、生成しながら画面を組み立てる仕組みを用意しました。部品のライブラリがあることで、どの回答も見慣れたデザインの土台を保ちながら、部品の組み合わせ方はモデルが決められます。

画面は回答の生成に合わせて少しずつ表示されるため、全体が完成するまで待つ必要はありません。ウェブ版とモバイル版のどちらでも、同じように速く表示されるよう設計されています。

Intelligent UIでできること

できることの図解。並べて見せる、動かして学ぶ、その場で作る、考えながら答える

Intelligent UIが力を発揮するのは、文字だけでは伝えにくい情報を扱う場面です。OpenAIの発表で紹介された3つの使い方と、同時に加わった答え方の変化を見ていきます。

計画や比較を見やすく並べる

1つ目は、日常の質問への答えを見やすく整理する使い方です。料理の段取りならレシピの横に時間割を並べ、旅行の計画なら立ち寄り先を地図に置き、寄り道する価値のある場所にメモを添えます。

発表で紹介された料理の例では、来客の人数を入力欄で変えると、買う量がその場で計算し直される画面が示されました。答えを読むだけでなく、自分の条件に合わせて結果を動かせるのが特徴です。

仕組みを動かしながら理解する

2つ目は、難しいテーマを理解しやすくする使い方です。入力の値を変えると結果がどう変わるかを試せる図や、問題を1段階ずつ解いていく画面で説明します。

発表では、統計の中心極限定理や国内総生産(GDP)、ドローン撮影の仕組み、確率の問題として知られるモンティ・ホール問題が例に挙げられています。数式を読むより、値を動かしたほうが早く腑に落ちる内容に向いています。

その場で計算ツールやゲームを作る

3つ目は、作業に使う小さなツールをその場で作る使い方です。貯蓄の増え方を確かめる計算ツール、食事代を割り勘する計算画面、会話の中で遊べるゲームなどを、頼むだけで作れます。

これまでは表計算ソフトで式を組んだり、専用のアプリを探したりしていた作業を、会話の中で済ませられます。一度きりの計算や、相手に見せて説明したい試算に向いています。

考えながら答え始める

GPT-6では、考えながら答え始める仕組みも加わりました。これまでは推論が終わるまで回答を待つ必要がありましたが、GPT-6は途中までの調べた内容から答え始め、追加の指示がなくても続きを書き足していきます。ウェブ検索が要る質問では、GPT-6 Instantが前のモデルより平均44%早く答え始めるとされています(出典: openai.com)。

Intelligent UIの使い方

使い方の流れの図解。ステップ1 質問する、ステップ2 形が選ばれる、ステップ3 形を指定する、ステップ4 数値を確かめる

Intelligent UIを使うために、特別な設定やモードの切り替えは要りません。対象プランでGPT-6が使えるようになっていれば、通常のChatで質問するだけで、ChatGPTが答え方を選びます。

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通常のChatで質問するだけで使える

Intelligent UIは、ChatGPTのChatタブで動きます。回答の形はChatGPTが自動で選ぶため、ふだんどおりに質問すれば、比較や計画、計算が向いている質問では図やツールを含む答えが返ってきます。

有料プランでは、推論の量をInstantからExtra Highまでのどの段階に設定していても使えます。ただし、推論の設定で「Pro」(GPT-6 Pro。中身はGPT-6 Astra、Proプラン・Business・Enterpriseで選べる設定)を選んだ場合は、Intelligent UIは使えません。

欲しい形を言葉で指定する

自動で選ばれた形が合わないときは、質問の中で形を指定すると狙いに近づけやすくなります。たとえば次のように頼みます。

  • 「3つのプランを左右に並べて比べて」
  • 「金利と期間を変えられる計算ツールにして」
  • 「手順をチェックリストにして、1つずつ進められるようにして」
  • 「この仕組みを、値を動かして確かめられる図で説明して」

文章だけで十分なときは「文章だけで短く答えて」と添えて、図やツールを使わない答え方を頼めます。

業務で使う場面

業務では、条件を変えながら確かめたい試算や、関係者に見せて説明したい比較に使うと効果が出やすくなります。たとえば、予算の配分を変えたときの費用の試算、候補となるツールの比較、作業手順の確認表などです。

一方で、作られたツールの計算式が正しいかは、利用者が確かめる必要があります。社内で共有する前に、いくつかの値を入れて手計算と合うかを確認し、数値の根拠を残しておくと安心です。

Intelligent UIとChatGPT Pagesの違い

回答に図や操作できる要素を入れられる機能として、ChatGPTには2026年9月に追加されたPagesもあります。どちらも図やグラフを扱えますが、使う場面が異なります。

観点Intelligent UIPages
使う場所通常のChatの回答会話から作る共有用のページ
作り方ChatGPTが質問に応じて自動で形を選ぶ会話や型から作り、本人やChatGPTが編集する
向いている使い方その場の疑問の解消や一度きりの試算繰り返し見返す資料や共同編集
共有会話の中で完結する共同編集者がコメントや編集を加えられる

その場で答えを確かめたいときはIntelligent UI、チームで見返す資料に残したいときはPagesと使い分けると整理しやすくなります。Intelligent UIで作った比較や試算をもとに、Pagesで共有用の資料にまとめる流れも考えられます。

関連記事:ChatGPT Pagesとは?文書の作成・共同編集と共有の使い方

Intelligent UIを使えるプランと提供時期

Intelligent UIは、発表当日の2026年10月8日から有料プランで、その翌日(米国時間)から無料版とGoで順次使えるようになります。下表は、プランごとの提供開始と、使われるモデルを整理したものです(2026年10月時点、出典: openai.com)。

プラン提供開始使われるモデル
Plus・Pro・Business・Enterprise2026年10月8日から順次GPT-6 Sol
無料版・Go発表の翌日(米国時間)から順次GPT-6 Luna

Enterpriseでは、ワークスペースの管理者の設定によって使えるかどうかが変わります。また、今回の変更は通常のChatが対象で、ChatGPT WorkとCodexで使われるモデルは変わりません。順次の提供なので、同じプランでも使えるようになる日は利用者によって前後します。

Intelligent UIを使うときの注意点

Intelligent UIは便利な一方で、提供が始まったばかりの機能です。使い始める前に、次の4点を押さえておくと戸惑いにくくなります。

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思った形で返ってこないことがある

OpenAI自身も、どんな画面で答えるかを判断する力にはまだ改善の余地があると説明しています。比較してほしいのに文章で返ってきた、逆に短い答えで足りるのに画面が大きくなった、といったずれは起こりえます。そのときは、欲しい形を言葉で指定し直してください。

作られたツールの数値は確かめる

計算ツールや図に表示される数値は、モデルが組み立てたものです。仕事で使う試算は、元の数字と計算式を確かめてから使い、判断の根拠にする場合は出典も残します。とくに金額や期限が絡む計算は、手元の表計算と突き合わせると安心です。

使えない場所がある

推論の設定で選ぶ「Pro」、ChatGPT Work、Codexでは、今回のIntelligent UIは使えません。同じChatGPTでも、使う場所や設定によって回答の形が変わる点に注意が必要です。

提供は順次広がる

提供は段階的に進むため、同じプランの同僚には表示されているのに自分にはまだ出ない、ということがあります。社内で使い方を案内する場合は、全員に行き渡ったことを確かめてから手順を共有するとよいでしょう。

Intelligent UIのよくある質問

Intelligent UIはいつから使えますか?

有料プラン(Plus・Pro・Business・Enterprise)では2026年10月8日から、無料版とGoでは発表の翌日(米国時間)から順次使えるようになります。順次の提供のため、使えるようになる日は利用者によって異なります。

Intelligent UIは無料版でも使えますか?

使えます。無料版とGoでは、GPT-6 LunaでIntelligent UIが動きます。有料プランではGPT-6 Solが使われるため、答えの質や使える回数はプランによって異なります。

GPT-6 SolとGPT-6 Lunaで違いはありますか?

有料プランのIntelligent UIはGPT-6 Sol、無料版とGoはGPT-6 Lunaで動きます。どちらも日常の会話向けに調整されたモデルですが、Solのほうが上位のモデルです。複雑な比較や計算ツールを頼む機会が多い場合は、有料プランのほうが期待どおりの画面を得やすくなります。

ChatGPT WorkやCodexでも使えますか?

今回の対象は通常のChatです。ChatGPT WorkとCodexで使われるモデルは今回の発表では変わっておらず、Intelligent UIの対象にも含まれていません。

回答を文章だけにしたいときはどうすればよいですか?

Intelligent UIを止める専用の設定は、発表時点では案内されていません。ChatGPTは文章だけのほうが分かりやすい質問にはもともと文章で答えるため、気になるときは質問に「文章だけで答えて」と添えて頼んでください。

まとめ

ChatGPTのIntelligent UIは、質問に合わせて図や表、ボタン、計算ツールを組み合わせた画面で答えるGPT-6の新機能です。比較や計画を見やすく並べる、仕組みを動かしながら理解する、その場で小さなツールを作る、といった使い方ができます。

有料プランでは2026年10月8日から、無料版とGoでは発表の翌日(米国時間)から順次使えるようになり、通常のChatで質問するだけで動きます。業務で使う場合は、作られたツールの計算式と数値を確かめてから共有することが前提になります。

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石塚 悠悟
AIエキスパート

GiftX共同代表。デロイト トーマツ/PwCでのコンサルティングを経て、ホットリンク執行役員として事業領域全体(デジタルマーケティング支援事業・SaaSプロダクト事業)・バックオフィス領域を統括。AI活用・業務自動化・エージェント構築の実務に注力。

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